11 変な少年  

                             自転車の旅 (25)

 

   丁度、石君と走っている時変な

 

   少年が僕らの後をついて来る 

 

   年の頃は20   汚い服 ボロボロの

 

   自転車 どう見ても貧乏な人

 

   石君は多分盗人だと言う、

 

   でも僕はそう言うふうに、

 

   見えなかった。彼の目は

 

   子供のようで生き生きしていた

 

   からだ。

 

   多分テレビか何かで僕らの

 

   ことを知って

 

   彼も人生において、

 

   何かやりたかったんだろうと思った。

 

   ボロボロの自転車で何日もついて来る。

 

   何も言わず少し離れたところから

 

   僕らを見ていた。

 

   でも少し不気味でしょうが無かった。

 

   メキシコを出るまで

 

   ずっと着いて来た。

 

   でも、何もされることはなかった。

 

   いつも30メートルぐらい

 

   離れた所で僕らをみていた。

 

   本当に不気味だった、さて次はガテマラだ