16 毎日毎日  

                      自転車の旅 (25)

 

    毎日毎日左手を動かすトレーニング

 

    一日中 暗い

 

    部屋の宿で何も考えっず左手を動かす。

 

    治ってくれ 治ってくれ と

 

    祈りながら なんとか自転車の

 

    旅が続けられるように

 

    毎日毎日リハビリ

 

    俺はトラックにはねられ

 

    左手が動かなくなってしまった。

 

    俺の頭の中は一日中直す事だけ

 

    黙々と1日目 二日目 三日目 日がたつにつれて

 

    動いて来た。1週間でなんとかと思っていた。

 

    七日目に手を自転車のハンドルに

 

    のせれるようになった、

 

    行けるかもと思った。右手だけ使えば、

 

    そんな時石君が聞いて来た、そろそろどうと、

 

    俺はうんイケると応えた、

 

    そしたら注射打ちに行こうと言った。

 

    なんだそれと聞くと、

 

    南米に行くのに黄熱病

 

    ここではアマリアと呼んでいた  

 

    を討たなければいけないと言った。

 

    そしたら病院へ行こうかと話していると

 

    宿の人が来たので場所を聞き

 

    病院に向かった。

 

    そこは病院と言っても小さな診療所 

  

    そこで注射をうってもらった。

 

    病院の先生は俺の左手にうとうとした。

 

    俺はあーと思った、

 

    左手はまだ完治してない。

 

    でも事故の事をいえば注射をうって

 

    貰えないかもしれない、

 

    また石君に迷惑がかかると思い

 

    俺はそのまま左手にうってもらった。

 

    よし 明日からパナマに出発だ。  

   

    不安と期待 明日はどんな人に合うのか

 

    どんな所か楽しみだ

 

    でもまだ左手は痛い

 

    ハンドルに左手を置くだけで

 

    やっとだ。

 

 

                

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17 うーうー  

         自転車の旅 (25)

 

 

   パナマに出発 左手は置くだけ、

 

   右手でハンドルで

 

   ブレーキとハンドル操作は

 

   ぎこちないがなんとか走れた。

 

   ただ前にはしる、はしる、

 

   ただそれだけ道路も

 

   そんなに悪くなかったので

 

   なんとか走れた。前へ前へと、

 

   なんか自転車を運転出来る喜びが

 

   こみ上げて来てなんかうれしかった。

 

   嬉しさが込み上げて来てなにも

 

   考えずもくもくと自転車を走らした。

 

   時間の感覚もなくなっていた。

 

   知らないうちにパナマに着いていた。

 

   なんなく国境を越え

 

   しばらく走っていると海

 

   そして港が見えて来た。

 

   石君が今日はこの辺で寝よう

 

   と言うのでテントをはって

 

   寝ることにした。

 

   僕は知らない間に寝入っていた。

 

   しかし翌日になるとグターうーうー 

 

   苦しくなった、立てない 食欲もない 

 

   後でよく聞いてみると黄熱病の注射を打つと

 

   黄熱病と同じ様な症状が現れるらしい、

 

   俺は左手に注射を打ち体も弱っていたので

 

   ガーンと症状が現れたみたいだった。

 

   俺はその場所で7日間寝続けた。

 

   立ちたくても立てない

 

   まるで37℃   40℃あるような

 

   感覚

 

   ただ苦しいがよく寝た

 

   その時色々旅のこと思い出した。

 

   毎日毎日走り続けて食べる事 

 

   寝る場所を見つける事 それだけ

 

   他に何も考えられなかった。

 

   sex  お金のこと 将来の事 

 

   何もただはしることだけ、

 

   あーあの時 砂漠で疲れたーと

 

   砂漠で大の字になた時

 

   どうでもいい、

 

   どうにかなる どうにかなる 

 

   そんな感じだった。

 

   そんな俺はなんか幸せだった。

 

   テントで寝ていると   

 

   石君は時々俺の様子を見にきて

 

   大丈夫と声をかけて来た。

 

   俺はうーんとしか言えなかった。

 

   立つ事も食べる事もなにもできなかった。

 

   石君は一週間 俺がダウンしている時、

 

   何をしてたんだろう、

 

   石君は色々な人と話をして

 

   情報を得ていたみたいだ。

 

   例えばパナマからコロンビアまで陸路では行けない。

 

   話によるとパナマからコロンビアまで

 

   ジャングル そしてコカインの産地

 

   だから陸路では行けない 

 

   危ない人がウロウロしているらしい

 

   色々な情報を得ていたようだった。

 

   俺は一週間 とびとびしか記憶がない

 

   それだけ 俺の体はどうにか

 

   なっていたのだろう

 

   時々石君の顔が

 

   現れる。

 

   フラフラ俺には怖さはなかった。

 

   多分俺の頭は どうでもいい 

 

   最後はどうにかなるわって

 

   感じだったのかな 

 

   7日目ぐらいに物を少し食べられる様になって来た時、

 

   石君が聞いて来た。

 

   「そろそろ行ける」と俺はちょと無理かも

 

    と思ったがこれ以上迷惑はかけられないので 

 

   「行ける」と応えた。

 

    俺はフラフラしながら立ち上がった。

 

    石君が言うのには

 

    コロンビアまで船で1万3千円位だと

 

    ちょと高いがこれしかしょうがない

 

    これしか行ける方法が

 

    ないみたいだった。

 

 

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18 船    

 

        自転車の旅 (25)

 

   石君が見つけて来た船に乗ってコロンビアに

 

   向かった。

 

   船と言ってもそれほど大きい物ではなかった

 

   船の真ん中に荷物を詰め込み

 

   自転車も同じ場所に詰め込まれた。

 

   ちょっとそんな所に自転車を

 

   置くのはと思ったが仕方ない

 

   俺らはデッキにしがみ付いて乗った。

 

   二泊三日雨の中

 

   海に落ちない様しがみ付いていた。

 

   死に物狂いで!!1

 

   船員の若い子でも揺れが激しいので

 

   ゲーゲーと吐いていた。

 

   俺は黄熱病の注射の影響が

 

   出ているみたいでとにかく苦しい。

 

   もうここは映画の世界か、

 

   それとも地獄かって感じだった。

 

   すごい雨の中ただしがみついて

 

   生きている。

 

   船員の男の人が俺を見て

 

  「おい 大丈夫か?」

 

  「お前はstorongだな」

 

   と言ってきた

 

   俺そんなに強いのかと 

 

   ただ俺は無我夢中なだけなのに

 

   俺ってなんだ、どこにいる、

 

   いずれ、いつか、みんな死ぬ

 

   人間って何だ 動物も植物も生きている。

 

   人間だけが生きている訳では無いのに  

 

   俺はもがき苦しんで雨の中

 

   アルミの格子にしがみ付いて二泊三日過ごした。

 

   本当にしんどかった。くるしかった。

 

   地獄だった。 目を覚ますと

 

   朝方だった石君が俺を起こしに来て、

 

   着いたみたいだよと言って来た

 

   俺は「あー」やっと着いたか 

 

   あー俺は生きている。 

 

   でもここは岸からだいぶ離れている、

 

   なんだここ

 

   へーここ?

 


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19 ここはどこ  

       自転車の旅 (25)

   船でコロンビアまでようやく着いた

 

   パナマからコロンビアまでの

 

   道のりは過酷なものだった。

 

   やっと着いたか

 

   船員がここだと言う  

 

   えーここ 、大分岸から離れている。

 

   えーここからボートで

 

   陸まで行ってくれという

 

   ことだ5、6人ようのボート

 

   えーこれで

 

    7人と自転車2台のれるのと

 

   思ったが、乗レた。

 

   皆んなしがみ付いて  

 

   20分ぐらいで陸についた。

 

   着いたとたん他の人は

 

   直ぐにその場所を離れた。

 

   どういうことなんだここは何処  

 

   なんで みんな 

 

   いなくなったの

 

   入国審査しないの 

 

   する場所などない何にもない 

 

   あるのは砂浜だけ

 

   んーよく考えてみると

 

   他の乗船していた人は

 

   みんな 密入国者だったのか?

 

   ちなみに俺らも、!!!

 

   俺も石君も口を開けたままぼーと、

 

   何が起きたんだって感じだった。

 

   石君にどうしようと言うと

 

   んーとりあえず動こうと、

 

   ここは誰一人いない

 

   道を尋ねる人もいないとりあえず、

 

   走った。

 

   なんか心細くて俺らはこれから

 

   どうなるのって感じだった。

 

   ここ本当にコロンビア?

 

   俺らは人通りがある所まで  

 

   しばらく走ることにした

 

   しばらく走ると人を見つけた。

 

   その人にベネズエラの行き方を聞くと

 

   あっち ここから遠いよと言われ、

 

   とにかく、走った。

 

   5時間ぐらい走った所で

 

   (immigration )

 

   らしき所を見つけた。

 

   なんか寂れた所だ。

 

   ボロい木造の建物が2つ

 

   軍人らしき人がウロウロ

 

   ここでコロンビアの入国スタンプを

 

   そして出国のスタンプも

 

   押してもらわなくては

 

   押してもらえるか

 

   不安でいっぱいだった。

 

   なんせ俺らは密入国者だから!!!!

 

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20 税関   

      自転車の旅 (25)

 

 

   ここはコロンビアとベネズエラの

 

   国境みたいだ。

 

   ということはここで入国スタンプ

 

   と出国スタンプを押して

 

   もらわなくてはいけない。

 

          夕方暗くなってきて恐る恐る

 

   immigration2に近づく

 

   どんな結末が待っているか

 

   もしかして怖いおっさんが

 

   お金を請求して来るんでないか?

 

   それとも密入獄者として牢屋に

 

   入れられるんじゃないか?

 

   そのまま日本に帰れなく

 

   なるんじゃないか?と

 

   ものすごくビビりながら

 

   イミグレーションの前にたった。

 

   そこには髭面の顔の濃いい

 

   おっさんがwhere from?と言って来た。

 

   やっぱり怖そうなおっさんだ!

 

   俺は吃りながらあのあのjapanと

 

   と答えた。おっさんは俺の目の中を

 

   覗くようにしてjapanと言った

 

   その後 空手空手と言って

 

   空手の真似をして

 

   出国のスタンプをポンと

 

   押してくれた。

 

   俺は入国のスタンプも押して

 

   くれと頼んだが無理だった。

 

   ここは出国だけだとgo go

 

   と言われ 仕方なくベネズエラの

 

   国境に向かった。

 

   俺らはコロンビアから

 

   ベネズエラの国境に向かった。

 

   ベネズエラでなんかイチャモンを

 

   付けられると思ったが

 

   すんなりベネズエラに入れた。

 

   結局コロンビアの入国は

 

   してないが出国はした。

 

   本当にややこしい

 

   こんなケッタイな事はこの辺の

 

   国ではよくある事なのかなー!

 

 

 

 


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21 ベネズエラ 

 

    自転車の旅 (25)

 

   ベネズエラに入った時もう真っ暗だった。

 

   さてと寝る場所だと自転車を

 

   走らせたら警察の検問、

 

   また走らすと検問、

 

   そしてまた200メートル

 

   ごとに検問があった。

 

   何だこれ、訳が分からない。

 

   三度目の検問で石君は

 

   スイス製の果物ナイフを取られた

 

   警察に何度も返してと

 

   言ったが返してくれなかった。

 

   顔の黒い、もそっとした男だった。

 

   は泥棒より警察の方が危険と聞いていた。

 

   本当みたいだった。

 

   警察が言うには、このナイフは

 

   この国ではなかなか見ない物なので没収、

 

   意味が分からない、この辺は治安が

 

   悪いのでテントはやめ安宿に泊まった。

 

   明日からアマゾンだ 

 

 

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22 ベネぜエラからブラジルマナウスまでの道のり  

   自転車の旅 (25)

 

   石君と俺は南に降り出した。

 

   この頃には左手はだいぶん治っていた。

 

   石君は何も考えず先え先えと走り出す。

 

   俺は少し不安だった。

 

   ジャングルを走るからだ始めはきれいな道段々と凸凹道になって来た。

 

   そしてたまに通る車はお前ら頭おかしいんじゃ無いかと言う。

 

   アマゾンには

 

   アナコンダやトラや人食い人種までいる。

 

   怖い所だよと言う。石君はこう言う所が好きみたいだった。

 

   サバイバルな生活をして見たかったみたいだった。

 

   俺は1日目は道路脇の所でテントを張った。

 

   都会とは違い、ただ聴こえるのは動物の声なんか分からない音 

 

   なんか不思議な感覚だった。

 

   今から32前その時はまだ未開の地 

 

   まだ知られていない人種 地域が沢山あった。

 

   だから危ない無謀だ。

 

   朝方俺は見たテントの隙間から外を見ると人影らしきものが

 

   なんだあれあれ原住民か

 

   なんか得体の分からない物 人 を見た。

 

   それが離れて行くのが、  俺はぞーとした。

 

   まるで異次元にいる様な感覚だった。

 

   翌朝また自転車で走り出した。 

 

   その時バスが来た1日1本のマナウス行きの バス

 

   といってもジープの大きいやつって感じの乗り物 

 

   小型バス「おいのれよ」とバスの運転手が言うので 

 

   俺は石君を見た んーって感じだったが、

 

   石君は1日サバイバルができたのでいいかって感じ結局乗ることにした。

 

   バスの中ではお尻との戦い 物凄いスピードでデコボコ道を走るので

 

   お尻が痛い、たまに飛び跳ねて頭を撃つ、

   マナウスまでの道のりはお尻がきつかった、。ライフスタイル、ライフ、暮らし、生活 ライフスタイルブログ・テーマ
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